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「保険ってどんなもの?」「保険ってホントに必要??」そんな言葉をよく耳にします。
ここでは、そんな保険について「キホンのキ」からご説明します。
保険のこと、もっと知ってください!

【保険の仕組み】

ある料理教室での出来事です。生徒のAさんはふとしたはずみに大皿を割ってしまいました。

Aさんは、皿代3,000円を弁償しましたが、その時、料理教室の講師の話では、「1年間に10枚くらい割れるんですよ。」ということでした。

そこでAさんは考えました。

「私でなくとも、また、いつか誰かがお皿を割ってしまう。でも、1年に3,000円のお皿が10枚割れるとしたら、30,000円。これを料理教室の会員100名で分担すると年間1人300円ね。これくらいの出費なら誰でも負担にならないんじゃないかな?」

そして、Aさんは会員のみんなを説得してまわり、お皿を割ってしまう可能性に備え、ひとり年間300円を出し合う賛同を得たのです。会員のあいだには、「これで安心してお皿が割れる」と冗談さえも飛び出しました。

実は、このAさんの考え方が保険の仕組みそのものなのです。

言ってみれば、みんなで出し合う300円が保険料(掛け金)、割れた皿の代金が保険会社から支払われる保険金にあたるわけです。
【保険の歴史】

生命保険は中世ヨーロッパの都市で組織された同業者組合である「ギルド」ではじまったともいわれています。
この「ギルド」では、仲間同士で仕事で困った時の資金援助や、病気やケガで働けなくなった時や、死んでしまったときの遺族への生活援助などをしていました。

さらに17世紀には、イギリスのセントポール寺院で、仲間に万一のことがあった時の香典をだすために、毎月一定額を払い込むという制度ができてきます。
しかしこの制度は、皆が同じ金額を支払っていたために、組合員が減るなどすると、約束した香典の金額を支払うことができなくなってしまい、潰れてしまいました。

エドモンド・ハレー(1656年-1742年)
やがて、18世紀になると「ハレー彗星」で有名な天文学者エドモンド・ハレーによって、実際の死亡率に基づいた生命表が作られました。この生命表によって、合理的に保険料計算した「生命保険」が作られました。
しっかりした計算基礎に基づいて保険料をもらうため、つぶれることなく支払いもしっかりできるようになりました。

それから後の約2世紀の間に、人々の暮らしが変わっていく中で、万一の場合のリスクに備えるだけでなく、病気やケガでの入院のリスクに備えたり、老後のリスクに備えたりできる生命保険が考え出されました。

このように、中世ヨーロッパのギルドにルーツをもつ「生命保険」は、長い歴史の中で人生をより安心に暮らせる知恵が詰め込まれてきました。

保険の仕組みや歴史は、とりもなおさず「助け合いの仕組み」「助け合いの歴史」そのものですよね。
それでは、話を現代に戻し、私たちの生活の中でなぜ保険が必要なのか考えてみましょう。
【保険は、何のためにあるのでしょうか?】
何気ない日常生活の中で、わたしたちは「もしかしたら」という漠然とした不安を感じながら生活しています。

近年では、生活水準の上昇に伴う支出の増加や、各種ローンの増大により家計における負債も増加しています。
そんな中、もし急に一家の働き手の死亡や、入院などが起こるとどうなるでしょうか。
たちまち収入と支出のバランスが崩れてしまいます。

独身の場合も同じです。交通事故のケガなどのために働くことができなくなったら、生活するお金にも困ることになります。

死亡や災害、病気やケガは、いつ起こるか分かりません。

また一方で、大きな病気やケガをせずに、長生きした場合でも、いつまでも十分な収入があるとは限りません。

このように、私たちは一生を通じて、常に収支のバランスがくずされる危険にさらされているのです。

これらの危険に対して、いざというときに経済的に困らないように、事前に準備しておくことが必要です。

「保険」はお金で心配をしないですむように、必要となる費用をあらかじめ備えるためにあるのです。

私たちの生活の中の3つの不安
わたしたちの身のまわりには、大きく分類すると3つの不安(リスク)があるといわれています。
それが「万一への不安」「病気・ケガへの不安」「老後の不安」です。
自分は大丈夫だと思っていませんか?
意外と私たちの生活はリスクと隣りあわせなのです。数字をみながら、身のまわりの不安を見てみましょう。